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活動報告

高校生とともに振り返る ― 「税の先生は高校生」振り返り会を開催しました

10月30日、西大寺高校と西大寺法人会による「税の先生は高校生」振り返り会を行いました。
今年は、西大寺高校の生徒13名が“税の先生”として、西大寺小学校・邑久小学校で小学生に税金の大切さを教える租税教室を実施。その経験をもとに、高校生・担当教諭・税務署・法人会のメンバー計19名が集まり、活動を振り返りました。

高校生の感想 ― 教えることで気づいた「伝える力」と「学ぶ力」

高校生からは、
 「人前で話す経験が自信になった」
 「小学生に分かりやすく伝える工夫を通じて、伝達力や対応力が高まった」
などの声が多く寄せられました。

また、
 「小学生の素直な反応が嬉しかった」
 「税金のことを教えるうちに、自分自身も税について深く学ぶことができた」
といった感想もあり、教える立場を経験したことで、学びの意欲がさらに高まった様子がうかがえました。

一方で、
 「時間配分が難しかった」
 「もう少し交流の時間を取りたかった」
といった反省も挙げられ、今後に向けた改善点も共有されました。

大人の視点 ― 高校生の成長と活動の意義

見守った大人の参加者からは、
 「高校生が堂々と授業を進めていて立派だった」
 「小学生との距離が近く、温かい雰囲気の授業だった」
と高く評価する声が多く聞かれました。

また、
 「1校目の経験を踏まえて2校目で改善しており、成長が見られた」
 「高校生の発想が授業をより楽しいものにしていた」
といった意見もあり、活動の成果が実感されました。

さらに、
 「この取り組みを全国に広めたい」
 「法人会の主要事業として継続していきたい」
といった前向きな意見も多く、今後の展開に期待が寄せられました。

経験を通して広がる学びの輪

高校生にとっては「伝える難しさと楽しさ」を実感し、将来のキャリア形成にもつながる貴重な経験となりました。
法人会にとっても、地域の教育機関・税務署と連携しながら租税教育を推進する意義を再確認する機会となりました。

西大寺法人会では、今後も高校生・地域・行政が協力し、税の大切さを次世代へ伝える活動を継続してまいります。